2012.12.12 沖縄

2012-12-12

午前:CURATORS TV取材 沖縄県立博物館・美術館 復帰40年記念 美術館企画展「アジアをつなぐ-境界を生きる女たち1984-2012」キュレーター:豊見山愛さん 
10時前、打合わせも兼ねて展示室にいると、マナーモードの携帯から聞いたことのない着信音が鳴る。見ると緊急速報「エリアメール」という見慣れないメールが届いており、「こちらは那覇市です。北朝鮮より飛翔体が発射された模様です。・・・・・」とある。

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その後も10時30分までに5回の緊急速報が入り、10時13分には「沖縄本島地方上空を通過した模様です。・・・」と入る。ちょうど戦争の記憶をテーマにした作品の前で、「美術館が建つ場所は戦時中は相当被害者を出した地域であり・・・・」。という話しを聞いていた時だっただけに、何というタイミングで沖縄にいるんだと思う。もし、アメリカが北朝鮮に攻め込むとしたら、沖縄は確実に戦争に巻き込まれるのだろうと考えると、ミサイル発射というニュースから戦争までが地続きでリアリティを持って迫ってくる。北朝鮮からのミサイル発射のニュースなどはこれまであまり気にしていなかったが、同じニュースでも得る場所によってこれ程に違った感覚を覚えるとは。

その後、沖縄県文化振興会の杉浦さん、秋友さんよりご紹介頂いたARCADEの介川さんに言事堂、コザ 銀天街、一番街、秋友かんなさんが手がけるOkinawa Creators Villageなどなど様々なアートシーンを網羅的に案内して頂く。多くの人をご紹介頂いたが、以外にも沖縄県外の方が多いのが驚いた。

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「言事堂」

銀天街、一番街共にまだまだ閉まったままのシャッターが目立つが、とんでもなく安い家賃や行政からの手厚い助成などもあるし、何よりアーティストが好みそうな雰囲気がプンプンする。広報の仕方次第では今後さらにアーティストやクリエーターが集まり、コザのアートシーンは盛り上がりそうなポテンシャルを感じる。

 

最後は飛行機の出発時刻ぎりぎりまで空港近くで沖縄料理と泡盛に舌鼓を打ち、時間になると見送って頂き予定終了。
本当に沖縄を満喫させて頂きありがとうございました。



復帰40年記念 美術館企画展「アジアをつなぐ-境界を生きる女たち1984-2012」
http://www.museums.pref.okinawa.jp/art/topics/detail.jsp?id=909

沖縄クリエイターズビレッジ|OKINAWA CREATORS VILLAGE
http://www.oc-village.com/

|言事堂|美術・工芸書の古書店「ことことどう」|
http://www.books-cotocoto.com/

ARCADE | アーケイド アートスペース&スタジオ -
http://www.art-arcade.com/